11.25.2012

Gløgg 2012


「サンタさん、ワタシ今年一年良い子にしてたのよ」と、サンタさんのお膝でおねだりすることなく、日本でのようにワインにスパイスetc.一式.をぶち込み一から作ることもなく、スーパーでグリューワインが買える幸せな季節が到来して早1ヵ月。白ワインを使用した物、アルコールフリー、チョコレートフレーバーなんてグリューワインではないと一線を引きつつ、割と楽しませてもらっている。サンタさん、ありがとう。



紙パック入り(1リットル 16kr.=約230円)の商品はアルコールジュースと思えば悪くない。一つはデンマーク産フルーツワイン+着色料、もう一つの原料含有量トップは水である。値段が味に現れているが、温める時にレーズン&アーモンドを入れれば風味も良くなる。アルコール5%と低めなのがアルコールジュースと揶揄される所以であるが所詮16kr.だ。ちなみにこの3つのうち2つの商品(両端)はイラストこそ違えど製造元は同じ。商品説明も一文字も違わない。ALDIとLIDLの客層の違いに焦点を絞ったマーケティングかどうかは謎である。



ランクが上がって瓶製品。アルコールも 10%から14.5%と商品によってばらつきがある(そして値段も)。左から、

チリのカベルネ・ソーヴィニヨンを使ったのは期待していた程ではなかった。単に期待し過ぎだったが、原料が細かく記載されており大変勉強になった。目を逸らしたくなった現実とは砂糖の添加量。この瓶(0.7リットル)一本に142.5gの砂糖が入っているのだ。罪な飲み物である。そしてワイン。この商品で33%なら他社製品の含有量はもっと低いんだろうな・・・。

商品名に赤ワイングリューワインと謳っているにも関わらずラムが入っているのは、ついつい沸騰させてしまうワタシのような輩が他にいるからですかね?紅茶にラムを入れるのに倣ってお湯割りにしても美味しかったが、個人的にはグリューワインと呼べない(が、この中では2番目だ)。

そして、イラストの可愛さにつられて購入したアルコール低め(10%)の商品には原料説明が一切なかった(良いのか?いや、良くはない筈だ)。薄い、何かが足りない、何とも残念な味だった。

一番のお気に入りは右端。JULENS GLÖGG(デンマークの会社であるが、商品名はスウェーデン語のglöggだ)。温める時にレーズン&アーモンドを入れれば、それはそれは魅惑の液体と化す。アルコール分は赤ワイン以外になく、オレンジ、ジンジャー、カルデモン等、個人的に納得の行く原料だ。気になるお値段はトップの59kr.(約840円)「日本で買うより安い筈」と慰め、今日もこっそり買い物カゴに入れる。


番外編として濃縮原料(500ml)がある。ただワイン1本と(レーズン&アーモンドと)一緒に温めるだけなのだが、これが美味しい。ワインにもよると思うが、ダントツに美味しい。「Gløgg は手作りすることも出来るのよ」と教えて下さったお義母サマ、ありがとうございます(って、インスタントですがな)。ふやけたレーズンも水気を切ってパン生地に入れたらさぞ美味しいことだろうと、よからぬ妄想が膨らむ。

クリスマスまで一か月を切ったが、グリューワイン片手にのんびり読書な夜は続く。おつまみはジンジャークッキーだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿